イノチグラス作ってきました

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先日、藤沢のホリスティックみずほ治療院さんで、イノチグラスを作ってきましたので、今日はその模様をレポートしまーす♪

イノチグラスは、発達支援コーチとして大変著名な灰谷孝さんが考案された、ちょっとかわった、でもすごーいメガネです。簡単にいうと、いわゆる視力の矯正だけでなく、メガネという道具を使って体をラクに動かせるようになったり、気持ちが落ち着いたりします。とくに、発達に凹凸があるお子さんや、それに気がつかず大人になった方には、てきめんに効果が出る場合があるようです。

イノチグラスについての詳細や最新情報は、こちらをご覧いただけるとよいかと思いますが、なぜこのようなメガネを作るに至ったかという灰谷さんの体験や考え、原始反射の話などについて詳しく知りたい方は、こちらの著書が参考になるかと思います。


また、発達の凹凸についての基礎知識は、こちらの本がわかりやすいかなと思います。


また、イノチグラスを作ってみたい、相談したいという方は、全国に資格を持った「目育士さん」がいらっしゃいます。こちらから探して、コンタクトしてみていただければと思います。

私とイノチグラスとの出会い

実はイノチグラスを作るのは2本目。1本目は2020年に、当時お世話になっていた整体院のスタッフ・きたみさちさんが目育士の資格を取られまして、作ってもらいました。

当時はそこまで困った症状などはなかったのですが、親類に発達当事者がおり、自分ももともとデスクワークなどで体が緊張しやすかったため、イノチグラスってどんなものかな〜?かけたらどんな変化が起こるのかな〜?という好奇心で、1本作ってみたという感じです。

実際に作っていただいたメガネは、これ。

後ほど詳細レポートしますが、目育士さんとのいろいろな検査・測定の結果、うすいブルーで少しだけ視界を暗くするレンズを選びました。フレームもイノチグラス製で、これまで10本近くメガネをかけてきた私としてはビックリな、かるくて視界を全く邪魔しないものでした。フレームが体に与える影響まで考えて、メガネの開発をしているんですね〜

当時の私の場合、仕事中に次々入ってくるメールやチャットの情報に、ちょっと圧迫感のようなものや気を散らされるような感じがあったのですが、それが軽減され、やるべきことだけを選んで、それに集中できる感覚になりました。呼吸や姿勢も、ちょっと整ったように感じました。

その後、分子栄養学による栄養療法でさらに体も整ってきたのか、あまりこのメガネがいらなくなり、この1年ほどはイノチグラスを使っていませんでした。

が!!

昨年の年末年始から今年の1月にかけて、ちょっとした仕事のピークがあり、1日中PC画面にかじりつくように仕事をしている日々を送っていたところ、右目の奥にズキーンと、イヤな感じの痛みが。そして痛みは徐々に強くなり、ついに右目の裏側から後頭部にかけて、脳内が激痛。徐々に痛みが右耳の奥、肩や腰にも及ぶようになり、ストレッチや運動によるセルフケアをしても、2時間もイスに座っていられなくなってしまいました。寝る時も、右耳を圧迫するとめまいのような感覚になるので、左を向いて寝なくてはならないほどでした。

自分で片目ずつ隠して見え方のチェックをしてみると、視力的に、近くは右目、遠くは左目でないときちんと見えないことがわかりました。両目で見ていると全く気が付かなかったのですが、ほぼ毎日長時間のPC仕事で、右目と右目を動かす筋肉をかなり酷使し続けてしまったようです。

これでは体に悪いし、仕事にもならないし、そろそろローガンも入ってきた気がするし、、、、まずは手っ取り早く近くのZ○ff(これはなにげに伏せ字になっていないか?!)で仕事用メガネつくろう〜♪

と思って目の検査してもらったところ、「お客様の目はもともと左右の視力差が極端で、乱視もあり、老眼もはいってきているため、眼科でしっかり検査をしてもらうことをお勧めします」と言われてしまいました!アチャー>< そんなにひどいことになってましたか!

そこで、どうせ時間をかけてみっちり検査するならと思い立ったのが、2本目のイノチグラスでした。1本目を作って下さったきたみさんにご連絡したところ、ただいま大繁盛で、半年先まで予約でいっぱいとのこと。そこでご紹介いただいたのが、「ホリスティックみずほ治療院」の谷野さん。ホームページを拝見するに、治療家として体全体を見ること、クライアントさんの自然治癒力を引き出すことを大切にされているということで、これはいい予感しかしない♪と思いつつ、出かけました〜

イノチグラスはどうやって作るの?

さてさて、前座が長くなりましたが、ここからが本題w

谷野さんの治療院での、メガネ作りの現場レポートです。

こちらが治療院の入口。左側の緑の看板には、鍼灸、マッサージ、うんぬん・・・とありますが、今はイノチグラスと靴のインソール作りに注力されていて、いわゆる一般的な鍼灸整体はやっていないそうですのでご注意をw

中に通されますと、バランスボールやたくさんのトレーニング器具のなかに、眼科やメガネ屋さんでよく見るこんなものがちらほら。外の看板からは、まさか中がこんなことになっているとは想像つかないでしょうね〜ww

 

そしてさっそく、イノチグラスの真骨頂!ふつうの眼科さんでもあまり見ないかもな、珍しい機械での測定が始まります〜

まずはこちら。上の黒い部分が筒状になっていまして、そこをクライアントのほうに向けて、一眼レフカメラで写真を撮るようにピピっ!とやりますと、5秒くらいでこのような画面が出ます。

真ん中の下に「不同視」ってかいてありますね。これは、ざっくりいうと、左右同じように見えてないよ、という意味だそうです。はい、眼の精密検査、推奨だそうです〜w

そして目のデータが読める人にはわかると思いますが、私、左右かなりのガチャ目です。谷野さんにも、わー!なにこれ!念の為もう一回!って言われて、かれこれ3回くらい測定したようなww

続いて、こんな機械で目と目の間の距離を測定。

そしてよくある視力検査をした後は、イノチグラスの特徴の1つ、「斜位」をこの機械で測定します。

斜位というのは、その人が自然にぼんやりと何かを見た時に、まっすぐな位置からどれくらいフォーカスポイントみたいなものがずれているかを測定するものです。意識して見ようとすればちゃんと焦点を合わせることができるのですが、斜位がある人は、ただ焦点を合わせるためだけに、めちゃめちゃ目の筋肉を使っています。そしてそれが長時間続くと当然からだが疲れますので、その負担を減らすために無意識に顔や体を傾けて姿勢をくずしたり、お子さんだとじっとしていられなくて走り出したり、するんですねー

イノチグラスさんのサイトの写真をお借りすると、上の機械の真ん中の光源を、このようなメガネをかけて眺めます。

私の場合、斜位がない左目では、赤いラインが縦に、こんなふうに見えます。

ところが、右目でこの光を見ると、赤いラインがこんなにずれるんです〜 右の斜位がすごい!

つまり、私の場合、

  • もともとの視力や老眼の進行で、PC画面のような近距離は右目じゃないと見えない
  • 右はとんでもなく斜位があって、ただ画面を見ているだけで、目を動かす筋肉がずっと緊張
  • お仕事のピークで眼が休まらず、右後頭部や右耳奥だけ激痛 → 体全体も右側ばかり凝る?

という説明がつきそうです。

谷野さんにチェックしていただいたところ、そもそも顔が左右対称でなく、頚椎もズレていて、首の筋肉も右側がより強く張っていることがわかりました。右目だけ激しく充血しているのも、右目の負担が原因かもとのこと。耳鳴りや食いしばり、顎の痛みなどについても聞かれ、いずれも右側だけ自覚症状が。

いや〜〜これはイノチグラスへの期待が、高まります♪

そしていよいよ!イノチグラス名物w カラー診断です。

こちらの色付き紙を持って片足立ちをし、目育士さんに全力で体重を乗せてもらいます。自分に合った色ならしっかり立っていられるのですが、合わない色だと、ふにゃっとよろけますw

サポートカラーが絞れたところで、カラーレンズを入れて再チェック。はい、びくともしません〜

て、わかりにくのでw 動画を撮ってもらいました〜

サポートカラーは紙を使ってあらかた絞り込まれた後で、その色のレンズを入れた眼鏡をかけて、測定しているところです。

まずは、ビミョウにカラーが合っていない時。

安定しているようにも見えますが、次の動画と比較すると差は歴然。最後は耐えきれなくてフラッとしています。全然あってないカラーの時は、もっとあっさり体勢崩れます。

次に、カラーが合っている時。足に根っこでも生えたかのように、びくともしませんねー!

今回の私は、左がうっすらイエロー、右がうっすらブルーになりました。

もちろん、通常の視力矯正のためのレンズと、右の斜位サポートのためのプリズムレンズも入ってます。

フレームは、今回は1本目のお気に入りフレームをまた使いたく、持ち込みで。

シメて、48,400円となりました。2週間ほどで手元に届く予定です。

ちなみに、このレンズをかけているとき、かけていないときの立ち姿勢の差です。もちろん、右がイノチグラスをかけた時。普段、こんなに右に傾いてたんですね〜

メガネ作りを終えて

今回のメガネ作り体験、分子栄養学の観点からちょっと考えてみました。

分子栄養学の基本的な考え方は、すーぱーざっくりいうと、

  • その人の体に必要十分な栄養を、入れること
  • その人のエネルギーを奪うものを、除去すること

によって、その人が本来持つ健康状態や能力を引き出そうとしていると私は考えています。

イノチグラスは後者を実現する強力な選択肢の1つだなと、谷野院長からのご説明を聞いて、改めて納得しました。

たとえば今回の私のケースですと、右目の斜位が、ものを見ているだけで無駄にエネルギーを奪っているわけです。この部分のエネルギーロスについては、斜位を根本解決しない限り、余計に栄養を補うとか、斜位のない人より多くの時間休憩しなければなりません。

イノチグラスはこの問題を、眼鏡かけるだけで解決する可能性がある、ということです。これ、当事者の方には画期的なことですね。私の場合は仕事を休憩すればまあいいですが、中には眼からのさまざまな刺激のせいで、普通の生活が送れないレベルで苦しんでいる方もいるわけで、そういう方の人生を大きく変えるかもしれません。

谷野さんはダウン症のお子さんのメガネ作り、インソール作りなどにも携わっているそうですが、そういうお子さんは長時間座ったり、見え方の受け答えしたりが難しいので、一般的な視力測定がそもそもできないそうです。

ではどうやって測定するのか?

なんと!いろんな眼鏡をかけて、踊ってもらうんだそうですww サポートカラーが合っていると、動きのキレが全然違うんだとか!おもしろいですね〜

もちろん、メガネが全てを解決するわけではないですし、効果も人によります。それは栄養もまたしかりなのですが、科学や医療の飛躍的な進歩によって、プロの力を借りながら自分の状態を知り、必要なケアを取り入れることで、かなりの人が本来の自分の能力を開花させることができる時代になってきたように思います。この流れは今後、ますます進むでしょう。

イノチグラスもインソールも、そして分子栄養学も、通常の医療と比較すると高額ではありますが、それはそれだけの価値ある、最先端の研究成果だから。必要な方が必要な時にそれを選べるように、自分もその一端を担う者として、できることを続けていきたいなと思いました。

もちろん、新しいイノチグラスの効果も、届いたらすぐに実験しますよ〜♪

***

最後に、湘南生まれの湘南育ち・サーファーの谷野院長と、サザン大好きなスタッフのみきさんと記念撮影〜

みきさん、メガネで聞こえが変わるかチェックするために私がスマホでサザンの曲をじゃんじゃんかけていたら、奥からニコニコで出てきてくださいました〜w なにそのメガネ作りww

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